素材のためアルティザンに徹する
マルク&イザベル・ペレ夫妻は、フランス南西部アキテーヌ地方のモーレンにて、フランス産トマトや土地のフルーツを中心とした加工業を営んでいます。
農家で樹木栽培の専門家として学んだ知識を生かし、「ミ・キュイ(mi-cuit)」というノウハウを見出しました。これにより、旬の時期に収穫したトマトや果物の完熟の風味と柔らかさを保つことに成功しました。
現在は、バティストが跡を継ぎ、切り盛りしています。
ジューシーでトロリ、半生タイプのプルーン
‐ プルーン・ダントは濃紫の薄い果皮につつまれた黄金色の柔らかな果肉をもつプルーンの王様。春に咲いた白い花から紫色の実ができる夏まで、幾何学的に美しく並ぶ木々は目も楽しませてくれます。他の西洋すもも(ミラベル、レーヌクロードなど)に比べ断然香りがよくジューシーで、甘みのバランスがいいのも特徴です。
-プルーンといえば、食物繊維やビタミンが豊富な栄養価の高いフルーツとして何世紀にもわたり親しまれているフルーツ。ただ現状では、フレッシュのまま頂ける数日間をのぞけば、保存を第一の目的とした「乾燥プルーン」が主流です。
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‐ ペレ夫妻のプルーン・ダントは、ロット=エ=ガロンヌ県の北西部にあるDurasという町で生産されているものだけを、完熟してから収穫(収穫は、毎年8月末~9月初旬。)し、プラム本来のフレッシュ感と味わい(テクスチャー)を残すため、45-70℃のオーブンで18時間かけゆっくりと脱水乾燥させます。水分量を40%残したミ・キュイ(半生)に仕上げました。水分量が最高でも35%と決まっているI.G.P.プルノーアジャンに比べ、みずみずしくトロっとした食感と、爽やかな酸味と甘みをお楽しみいただけます。
- 保存料や着色料はもちろん、砂糖も使用していないナチュラルなプルーン・ミ・キュイは、豚肉料理などの付け合せや、お菓子の材料として、またブルーチーズなどとの相性も抜群です。